本書は、集団認知行動療法の歴史的背景や概要、実際の進め方について、第一線の現場で活躍している専門家が体系的に紹介した入門的解説書で、当センターの北川理事長もいくつかの章を執筆しました。
まず前半では、実践にあたって知っておくべき基本的な知識やスキル、スタッフの役割などについて、わかりやすく解説されています。後半では、うつ病、双極性障害、統合失調症、パニック症、強迫症、PTSDなど各疾患別、医療、教育、職域、矯正の各領域における集団認知行動療法の進め方について、実際の活用例を交えながら、具体的に紹介しています。
現在取り組まれている集団認知行動療法の全貌が体系的にまとめられており、認知行動療法、集団精神療法に興味がある人はもちろん、各種カウンセラーをめざす人など、多くの方々に一読をお勧めします。
大野裕，堀越勝監修 田島美幸編 北川信樹〔ほか〕執筆
培風館 2,800円 （税込：3,080円）